辰巳芳子著エッセイ「味覚日乗」がビデオ映像となりました。
時節ごとの日々の暮らしや家庭の行事の中で、季節の移ろいを食材に求め、日本人なら誰もが親しんできた基本的な料理の数々を、歳時記的な視点からとらえなおした映像作品です。
季節感を失いつつある我々の食生活の状況を前にして、日本人が料理の中で育んできた豊かな味わいを再確認させてくれる秀逸なビデオエッセイとなっております。
この作品の中には辰巳さんが長年にわたって料理研究生活を野中で培ってきた食材と料理に対する考え方、見方といったもののエッセンスが凝縮された90分。
この作品を映像化するにあたってはCM制作等に携わっている一級のスタッフを配置し辰巳さん本人のご協力を得て、歳時記としての雰囲気、微妙なニュアンスを余すところなく抑えた作品です。
日本の四季のなかで綴られる辰巳芳子の映像世界。
旬の食材、料理を通して、季節の移り変わりが味わえる美しい映像の数々。
 辰巳芳子（たつみ よしこ）
料理研究家。日本料理、フランス料理、南欧料理、等に
造形が深い。
大正13年、東京生まれ。聖心女学院卒。幼少時より、
料理研究家であった母、浜子の手ほどきを受ける。
幼稚園の保母を経て、料理研究家に専念。
著書に「ゆずりうけた母の味」「手の味、こころの味」
「手づくり保存食」など。雑誌や朝日新聞日曜版などへの
記事の執筆も多い。
|
